何か「もの」をつくる場合、必ずその「もの」の設計図を描かなければなりません。
設計図は、建築物だけではなく、例えば、製品や部品など物を締め付けるための“ねじ”を作るときにも必ず描かれます。
他にも筆記用具のボールペンやパソコン、洋服、家具、携帯電話、自動車、航空機など、設計図がひつようとされる現場は多種多様なのです。
それに付随して、CADが使用される現場は多岐に渡ります。以下、CADを活かせる現場の、代表的なものを掲載しています。
・建築設計
・建築意匠、パース作成
例えば事業主がビルを建てる場合、貸室の数はどれくらい、ロビーはこんな雰囲気で、外観はこんな感じ、などと自分の考えを形にしたいと思うはずです。
それをまず形にしていく第一段階が「建築意匠」のお仕事です。
「建築意匠」は、要はデザインの仕事です。
ひと昔前は、ドラフターとよばれる手書きの製図用品で図面を製図していくのが主流でしたが、今ではCADがほとんどです。
建築意匠のお仕事は、CADを使用できるのみでは出来る仕事ではありません。
建築的な知識はもちろん、建築基準法への考慮なども考えなくてはいけませんので、CADを習得して、合わせて「1・2級建築士・木造」等の資格などあるとかなり有効ではないで
しょうか。
また、この建築意匠の段階で、お客さんは、設計図の建物が実際に建つとどのようになるかというのはわからないと思います。
この時に、設計図を元に、立体的(3次元)に建物を表現する「パース作成」のお仕事が発生します。
紙上、また模型の作成など色々あり、これを元にお客さんにプレゼンして大体の外観を決めていきます。
・構造設計、設備設計
「建築意匠」に合わせて「構造設計」・「設備設計」のお仕事が発生します。
「構造設計」は、意匠設計から計画した建物に、人や家具の荷重はもちろん、自然災害(地震、台風、雪)など非常時の荷重がかかっても潰れないように柱、はり、基礎など骨組の大きさを構造計算により算定して設計していくのがお仕事になります。
安全面も大事ですが、見た目が悪なったり、コストの事も考えなくてはいけません。
「設備設計」も同じように、意匠設計から計画した建物に、空調・給排水・電気・消火などを設計していくお仕事です。
生活する上で、水、室内環境、電気など必ず必要な事ですので避けては通れません。
このような設計段階をへて積算見積をし、工事の着工と進んでいきます。
この設計段階で発生する図面は、もちろんCADで書かれています。
建築の深い分野に進む場合は、CADは一つのアイテムとして、建築の知識が仕事の幅はかなり広がると思います。